英語

わかばマークの英会話① | 日本人にとっての英語

こんにちは。

ゴールデンウィークが近づいてきましたね。
京都中心部の繁華街は、すでに大勢の観光客であふれていて、先日も夕方に祗園の花見小路通りをしばらく歩いたのですが、8割外国人では?と感じました。
飲食店や土産物店の方々は、今や世界の共通言語になった感のある「英語」への対応に一生懸命で、また、子供たちも小学生5年生から教科として英語がスタートしたり、中学英語は基本的に英語で行われるそうです。

みなさん、どう思われますか? 今回のブログは英語の記事ですが、僕は英語が優れた言語と全然思っていません。英語を話す必要性が高まっているのは、世界のいろいろな歴史(良いこと悲惨なこと含めて)があって、今現実には多くの母国語を英語としない人も英語を学んできた結果、英語によるコミュニケーションが一般化して「世界の共通言語」としての地位を確立したしたからです。

最近、色々な方々とお話して感じるのは、「英語を話せるようにならなければならない」という風潮への不安や戸惑いや焦りのようなものです。これはご自身もそうですが、お子さんやお孫さんも含めて、これからの時代どうなっていくのだろう?と心配されているのを感じます。

そして、「日本人は英語の習得が全然上手くいってない。中国人のほうがまだ話せている感じがする。なにが悪いのだろう?」などと考えています。

日本人は努力が足りないのでしょうか。学生の時の学習時間が少なすぎるからでしょうか?

違いますよね。
英語と日本語は遠く離れた言語です。
世界の言語をグループに分けるとすると次の3つに分かれます。

①英語や他ロシア語やドイツ語などのグループ(2番目に多い)
②フランス語や中国語や韓国語のグループ(世界で最も多く半数以上を占める)
日本語やハワイ語やキリバス語やガンダ語(アフリカのウガンダ)など希少なグループ

日本語は、世界の言語の中でこのような位置にあります。この事を認識することは英語だけではなく他の外国語を学ぶ上でも大切です。

同じグループ③のハワイ語の動画を下のリンクから見てください。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=eEYs9wOUxsE

いかがでしょうか?
ハワイ語は学生時代に学校で(ほとんどの日本人は)学ばない外国語ですが、分かりやすく感じると思います。つまり言葉の構造上、日本人にとって習得しやすい外国語はグループ③です。次いでグループ②、最後に英語が入っているグループ①となります。

この事実は、昭和の時代から中学校・高校と(大学まで)勉強してきたのに、英語が聞き取れない話せない、の大きな要因です。このことを認識して有効な対策をすること、ハンディがあるなら工夫してそこを埋める練習が必要でした。

すこし例を出して日本語を考えます。子供の頃に友達とじゃんけんをして「チョキ」で勝つと、「①チョ」「②コ」「③レ」「④ー」「⑤ト」と言いながら5つ階段を駆け上がる遊びをした方は分かりやすいと思いますが(笑)、チョコレートという言葉は5つので表現します。手を叩きながら声に出してみてください。同じ時間の長さで5回手を叩きますよね。

「おはようございます」「ドラえもん」

音を切って(一旦止まって)発声します。一旦止まることをモーラ⦅ラテン語⦆といいます。日本語が世界では珍しいモーラ言語と呼ばれているのは、ここからきています。なので、英語圏の都市を訪れてカタカナ語を読んでいるように発音して、ホットコーヒー と言っても通じません。

さて、家庭でテレビ番組を見るとモーラ式で発生されるカタカナ語が頻繁に流れてきます。
ビハインド(behind)  オアシス(oasis)   ハイブリッド(hybrid) などCMでもどんどん使われていますが、これはこれで利点はあると思います。日本は外国の文化や言語をうまく取り入れてきた国です。

ですが、子供たちに対しての早期英語幼児教育や小学校で国語や書道などの授業時間を減らしてまで、英語の学習時間を増やすのであれば、子供と接する大人は毎日の生活の中で出来る事として「カタカナ語ではこう発音するけど、英語ではこう発音するんだよ」と教えて欲しいと思います。

カタカナ語:外国の言葉が日本に入ってきたときに、そのままでは発音しにくいので、発音しやすいようにカタカナで表現した言葉(漢字圏は除く)

私たちは子供の時に「カタカナ語」を一生懸命覚えます。それだけです。同時に本来の発音を聞きません。そして英語を学ぶ過程でカタカナ語にずっと引きずられていきます。大人になってもです。

下のリンクのグーグル翻訳の左側のエリアに「ビハインド」とか「オアシス」を入力してください。すると右側エリアに英語に翻訳されて表示されます。次にスピーカーの形をした小さなアイコンをクリックしてみてください。音声が流れますので聞いてください。

https://translate.google.com/

今回の英語記事の1回目では、日本語と英語の違いについて書きました。日本語と英語の違いはたくさんあります。2回目以降も書いていきますので参考にしてください。