京都観光

桜まつり2019 / 大野ダムの桜

こんにちは。
今回は、京都府南丹市美山町にある大野ダムの桜まつりの話題です。

桜の咲くこの時期、地元の人に植えられた約1000本の桜が咲き誇る大野ダムを、京都府の桜のベストスポットとして推される店のお客さんも多く、期待を膨らませながら先日訪れました。

この日は、ひんやりとした風を感じるものの、明るい陽射しが注ぐ絶好の花見日和。桜の状態は「満開近し」~「満開」。上の画像は道路沿い入り口近くの画像です。「さくら祭り」と書かれたのぼりと、眩いばかりの桜です。

ここから、曲がりくねった小径に沿って湖の方へゆっくりと降りていきます。春の陽光を浴びて桜を楽しむ大勢の人がいます。

学校が春休みなので、子供たちは上の写真の「わんぱく広場」で大はしゃぎ。遊具を使って遊ぶ子供たちと、それを写真に収める家族の方の笑顔があふれています。

そして大きな桜の木陰を踏みしめながら細い遊歩道をくだって行くと、鮮やかなグリーン色の湖が、目の前に広がってきます。この湖は 虹の湖 という人工湖で、ダムの建設によって作られたものです。
桜の色と湖の色の対比がいいですね!


湖の向こう岸が近く見えるのは、湖の形が丸くなくて細長い形をしているからです。虹の湖とその周辺の様子は下の写真で分かるでしょうか。


このように湖を一周できるようになっています。向こう側にはパターゴルフ場もあります。コースは天然芝! 料金も大人400円こども200円と手頃です。

大野ダムの建設

大野ダムの建設は、昭和18年の着手から、様々な経緯を経て昭和36年に完成しました。

太平洋戦争の敗戦によって工事の白紙撤回。遅れている由良川河川改修にプラスして戦争のもたらした森林破壊(保水力低下)、そこへの集中豪雨・台風13号(昭和28年)による甚大な被害によって工事案再浮上。地元住民との折衝を幾度も重ねた結果、ようやくこのダムが出来たようです。

主な目的は、下流地域の洪水を防ぐことですが、京都府下初の多目的ダムとして計画され、大野発電所では年間発電量 40,000千kWhの発電を行っています。

 

ビジターセンター付近では、こうした大野ダムの歴史についても知ることが出来ます。

さて、4月13日の土曜の夕方から夜にかけては、ライトアップされた美しい桜とともに「宴」さくら太鼓ライブ季節外れの大花火大会 が開催予定です。桜はきっと満開でしょう。

<大野ダムへのアクセス>

所在地
京都府南丹市美山町樫原中野山48-5

最寄駅
JR嵯峨野線(山陰本線)和知駅下車後
南丹市営バスで「大野ダム」下車すぐ(所要時間約15分)

お車で

  1. (京都方面から) 京都縦貫道:丹波IC→国道9号線へ 北上して須知交差点を右折して国道27号線へ入る。升谷橋を渡り次の信号を右折→府道12号線を美山方面へ、約6キロで大野ダム公園へ到着。駐車場あり。
  2.  (綾部・福知山・舞鶴方面から) 京都縦貫道:京丹波わちIC→国道27号線へ 南(京都方面)に進み、升谷橋手前の信号を左折→府道12号線を美山方面へ、約6キロで大野ダム公園へ到着。駐車場あり