スポーツ

京都マラソン2019 / ボランティア観戦記

こんにちは。
今回はスポーツの話題です。

実は、先月2月に初めて京都マラソンにボランティアとして参加してきました!
朝から天気が良くて風も緩やかな、2月にしては比較的暖かなコンディション。

西京極総合運動公園をスタートして、ゴールの平安神宮を1万人以上のランナーが目指しますが、この市民マラソンは走るコースが京都の他レースと違っているので、少しピックアップしてみます。

スタートして四条通りまで北に進むと、西の松尾大社(飛鳥時代創建)を目指し、橋を渡らずに桂川を左手に見ながら嵐山まで北上すると、景勝「渡月橋」がだんだんと大きくなってきます。(車椅子競技はここでフィニッシュです) 

その嵐山をあとに、次は北へ、一条通りを目指します。さらに東へ、広沢の池→10キロ地点→仁和寺(世界遺産)と経てから、金閣寺北大路通りに入る独特のコースは、京都の趣のある西エリアをうまく組み込んだ、市民マラソンらしいものだと思います。

また、京都の送り火の五山を巡るようなコースになっていることも面白く、レーズの後半では、河川敷(賀茂川~鴨川)を走るのがユニークです。この辺りが30キロ地点の通過となっていて、僕はここよりもう少し先のゴールに近い場所を担当していましたが、元気いっぱいの先頭のランナーが通過してから、総勢1万人以上が走り終えるまでの間、楽しく貴重な体験が出来ました。

「山中さんは、もう通られたのですか?」

「はい。もうずっと前に通られましたよ」

「そうなんですね。山中さんを見るのを楽しみにしていたんですけど」

京都大学 ips細胞研究所の山中伸弥さんノーベル生理学・医学賞受賞)が軽快な走りで駆け抜けたあと、一時間以上過ぎてから、観光客らしき方から声をかけられました。今年の山中さんは3時間24分42秒で完走して、フルマラソンの自己ベスト記録でしたから、沿道に出てこられるのがちょっと遅かったかもしれませんね(笑)

また、沿道で見ている方が、家族や知人が走っている姿を見つけて声援を送る光景、それに選手が気が付いて、微笑んで手を上げて応えるシーンが目立ちました。こういうの、市民マラソンのいいところですね。

僕は逆に選手の方から急に名前を大きな声で呼ばれてビックリしてしまいました(笑)
何年も会っていなかった彼ですが、ちゃんと覚えてくれていたのですね。

その他、声援を送ったら微笑み返してくれる人、「ごみを拾いました」とゴミを渡してくれる人、走りながらゴミ袋を持って本格的にゴミ拾いをしている人(袋には結構たまっていました)、「骨髄バンクに登録しよう」のたすきを掛けている人など色々な人がそれぞれの思いで疾走されていました。ランナーの被っている帽子はピカチュー(ポケモン)が人気でした。

2:16:27 優勝タイムです。早いですね!(丸山竜也選手)
多くの方は、4時間~5時間かけて走られていますが、反対に長時間走り続ける(時々歩く)のも凄いと思います。立ち止まって自分で脚の筋肉を調整されているランナーが目につきましたが、しばらくしてまたゴールを目指すのです。
ちなみに女子の75歳以上の参加者、3人おられました。

僕は昨年、荷物を持って2時間歩いた事がありましたが、最後は脚がもつれました(笑)
皆さんは、どのくらい歩き続けられますか。

男子マラソン歴代記録ベスト3
①大迫 傑    2.05.50      日本記録2018年
②設楽 悠太   2.06.11
③高岡 寿成  2.06.16

女子マラソン歴代記録ベスト3

①野口 みずき    2.19.12       日本記録2005年
②渋井 陽子      2.19.41
②高橋 尚子        2.19.46