紅茶

美味しい紅茶 | おすすめです!

こんにちは。
先日、京都駅近くで開催されたあるセミナーに参加しました。

そのセミナーの講師の方から、「2,3名のチームで、アフリカにある国の名前を知っているだけ紙に書いてください。制限時間は2分です。」と言われたのですが、僕も含め参加者は突然のことと日頃アフリカのことをあまり考えていないので、これがなかなか書けないのですね(笑)

講師の方は、「参加者が回答される国の数は平均5くらいです。」と言われましたが、このブログを読んでいるみなさんはどうですか?コーヒーに興味のある方はコーヒーの産地からアフリカを連想して、もう少し多いかも知れませんね。

僕も仕事でコーヒー豆を扱っているため、自然と国の名前を憶えてしまうのか、割とスムーズに書けました。エチオピア・タンザニア・ケニア・コートジボワール・ルワンダなどですね。エチオピアとケニアは陸上競技のマラソンでも強い国で、サッカーで思い出したアルジェリア・エジプトなどを足して16か国を書き出したらチームは1位でしたが、アフリカの国は全部で56あるので自慢は出来ません(笑)

アフリカのイメージは多くの日本人のとって写真のような感じでしょうか。

野生動物が多く生息するアフリカ中部の国 ケニア都「ナイロビ」にはカラフルでおしゃれなカフェやレストランもあります。そして意外と知られていないのですが、紅茶の生産を急速に伸ばしている国です。生産量は、インド→スリランカに次いで世界第三位で、この3国で世界全体の80%以上を生産しています。

美味しい紅茶

最近、「紅茶が美味しいですね」とお客さまから言われることが続きました。とても嬉しいです。紅茶は、品質の高い茶葉を正しい方法で淹れるとおいしく出来上がります。

先日もある男性のお客さまから「紅茶なんて苦くておいしいと思ったことは一度もなかったけどびっくりした」と言われて、それから色々と紅茶について質問をいただいて、話が盛り上がりました。

ダージリンって何?

私たちが比較的よく耳にするダージリン( Darjeeling )という名は、インドのヒマラヤ山脈の麓近くの産地名であり、そこで採れる茶葉を言います。爽やかな味わいが特徴です。

店では、3月中旬に新芽が芽吹いたものを摘んだ春摘み(1st Flash)茶葉を用意しています。飲んでいただくと紅茶というよりも緑茶に近い印象を持たれるかも知れません。

インドでは他にも、南部の高原地帯にあるニルギリNilgiri)や、北東の平野部にあるアッサムAssam)で収穫される茶葉が有名です。

アッサムは店でも用意しています。しっかりとした味わいが特徴で、色も香りも皆さんがイメージしている紅茶らしい紅茶と言えるでしょう。アイスティーにはこのアッサムを使っています。

じゃ、もう一つメニューに載っている「アールグレイ」は?

アールグレイは、ベルガモットの香りを付けたフレーバーティーの一種です。

名前の由来は、イギリス貴族のチャールズ・グレイ伯爵(1764~1845)からきたと言われています。(伯爵を英語でアール(Earl)と言います)伯爵のお気に入りの紅茶だったのですね。

ルガモットは、イタリアが主産地のミカン科の柑橘類です。とても苦味が強いので生で食べたりジュースにせずに、精油して香料として使われます。

僕の店では、スリランカウバ(Uva)という山岳地帯の生産地の茶葉に、天然のベルガモットで香り付けしたアールグレーを使用しています。(ウバは、ダージリン・キームンと共に世界三大銘柄の一つと称されています)

ちょっとややこしいかも知れませんが、ベースとなる茶葉に特に指定はなく、ベルガモットで香りをつければアールグレーというフレーバーティー(香りがついた茶)になります。

そして、厳密に言えば、”フレーバーティーは紅茶ではない” とも言えます。

イギリスでは、紅茶(Black Tea)は、茶葉の持つ本来の味わいや香りを楽しむものなので、香りを付けたフレーバーティーは紅茶ではない、という考えがあるようです。

最後に、温かい紅茶はカップ一杯と別にティーポットで、冷やした(アイス)ティーは、大きめのグラスでたっぷりと用意していますので、ご来店された際はお試しください。